ケオ&エレ
「レルム・マト・エレ様」
「長い。レルムかマトかエレのどれかで呼べ。一々言わなくていい」
「すみません。レルム様」
「まー良い。準備は出来たか?マルスア」
「はっ。準備は出来ました…本当に…宜しいのでしょうか?」
「俺が良いと言っているんだ。本人がな…。気が変わらんうちに早くやれ」
「承知いたしました」
「(俺達…エレの1族を存続させるのには…俺がやるしか…ない)」
「レルム様…。この魔法陣の中央に…」
「…わかった」
俺はマルスアに言われた通り魔法陣の中央に立つ。
「では…行きます。レルム王に…」
「レルム王に」
俺の元で働く兵士が一斉に言う。
「レルム様…先程言った通りにお願い致します」
「わかっている」
────レルムの脳内────
【我を呼び覚ますのは誰だ…?】
「っ!…俺は…レルム・マト・エレ。エレ1族の王だ」
【王が悪魔の王に用とは…これは面白い…何故我を呼び覚ました…?】
「天使と契りを交わす1族…ケオとの戦乱の勝利の為だ。俺と貴様で契りを交わしたい…」
【天使…か。面白い奴らと殺りあうのだな…。我の力を操る事はお主には出来るのか?我は今まで数人と契りを交わしてきたが皆、我の力を操る事が出来ずに我に魂を貰われて死んでいった…。実に哀れよ。まだまだ人生が残されておったのに…。お主はまだ若い。契りを交わしてきた中で一番。お主に我の力が耐えれるとは思えぬ…】
「俺が死のうと…ケオとの戦乱に決着がつき…エレを将来世界が滅びるまで続かせたい…!」
【お主のその意思…確かに受け取った。悪魔との契りは知っておるな…?】
「ああ。俺の魂を貴様に渡す。それが契約材料だ…」
【若いのによー分かっておるな…。契りを交わそう】
「ならば貴様の名を教えろ…。悪魔側の契約材料だ。貴様がわかっていないわけないだろう?」
【そうだな…。我の名は悪魔界王…『ザクシュア』目覚めよ…新たな契約者よ】
「長い。レルムかマトかエレのどれかで呼べ。一々言わなくていい」
「すみません。レルム様」
「まー良い。準備は出来たか?マルスア」
「はっ。準備は出来ました…本当に…宜しいのでしょうか?」
「俺が良いと言っているんだ。本人がな…。気が変わらんうちに早くやれ」
「承知いたしました」
「(俺達…エレの1族を存続させるのには…俺がやるしか…ない)」
「レルム様…。この魔法陣の中央に…」
「…わかった」
俺はマルスアに言われた通り魔法陣の中央に立つ。
「では…行きます。レルム王に…」
「レルム王に」
俺の元で働く兵士が一斉に言う。
「レルム様…先程言った通りにお願い致します」
「わかっている」
────レルムの脳内────
【我を呼び覚ますのは誰だ…?】
「っ!…俺は…レルム・マト・エレ。エレ1族の王だ」
【王が悪魔の王に用とは…これは面白い…何故我を呼び覚ました…?】
「天使と契りを交わす1族…ケオとの戦乱の勝利の為だ。俺と貴様で契りを交わしたい…」
【天使…か。面白い奴らと殺りあうのだな…。我の力を操る事はお主には出来るのか?我は今まで数人と契りを交わしてきたが皆、我の力を操る事が出来ずに我に魂を貰われて死んでいった…。実に哀れよ。まだまだ人生が残されておったのに…。お主はまだ若い。契りを交わしてきた中で一番。お主に我の力が耐えれるとは思えぬ…】
「俺が死のうと…ケオとの戦乱に決着がつき…エレを将来世界が滅びるまで続かせたい…!」
【お主のその意思…確かに受け取った。悪魔との契りは知っておるな…?】
「ああ。俺の魂を貴様に渡す。それが契約材料だ…」
【若いのによー分かっておるな…。契りを交わそう】
「ならば貴様の名を教えろ…。悪魔側の契約材料だ。貴様がわかっていないわけないだろう?」
【そうだな…。我の名は悪魔界王…『ザクシュア』目覚めよ…新たな契約者よ】