ケオ&エレ
────現実────
「…っ!?」
「レルム様っ!大丈夫ですかっ!?」
「あ、ああ」
「成功…なさりましたか…?」
「ああ」
「おおっ!レルム王が悪魔界の王と契りを結ぶ事が出来たぞ!!」
「おー!」
兵士達から歓喜の声があがる。
「(あとは俺が操る事が出来るか…どうかか)」
【(レルム…お前なら大丈夫だ。我が頂いた魂が他の魂よりも断然違う。ネガティブになっていれば我がその体をも奪い、喰らうぞ…?)】
「(迷惑だ…。ザクシュアは俺に操られていればいい…)」
【(これは…面白い。…実に。これから…面白くなりそうだ…。そうだレルム。人前で我の事を言うのならば…『サリア』と呼べ…。手下共もサリア王と呼ばせていた…。天使共にも本名で言った所でわからぬ。全て…サリアで通してきたからな)】
「(名を明かすことは…契約者のみ…という事か。わかった…『サリア』と呼ばせてもらおう)」
【(頼むぞ…悪の王)】
「(悪の…王?)」
「レルム様っ!レルム様っ!」
「あ、ああ?なんだ?」
「お力を見せて頂きたいと…」
「(と、いう事だが…サリア?)」
【(うむ…。決めるのはお前だ)】
「もちろんだ。俺に操られろっ!サリア!!」
【(この魔力(マナ)は…。やはり…。我が契約材料としてもらい受けた魂をも反応するとは…。これは…期待ができそうだ……)】
「暗黒炎(ダークヘルズフレイム)…」
黒色の鋭い爪が俺の両手を覆い、薄紫色で炎を造り上げる。そして、俺自身が手に力を加えると薄紫色の炎が強くなる。そして、薄紫色の炎は体の周りを周りはじめ、俺の体に誰一人近づかせようとはしない。
【(これが…我の初級程の技だ……)】
「(これだけで…か?)」
【(ああ。我を誰だと思っている?…王だぞ??悪の王)】
「と…とても素晴らしい!レルム様」
「そ…そうか。だが…まだだ…」
「レルム様?」
「これは…まだ…初級程の力。俺がもっと魔力を…」
俺はボソッと言い、魔力を弱め力を解除した。薄紫色の炎は風に流れて消えていった。
「俺は…部屋に戻る」
「兵士は…どう致しましょう」
「もう休ませろ。…俺の為だけに大量の魔力を消費したんだからな」
「分かりました」
「マルスア…」
「何でしょうか。レルム様…」
「いや…いい。お前も休め」
「…分かりました」
「…っ!?」
「レルム様っ!大丈夫ですかっ!?」
「あ、ああ」
「成功…なさりましたか…?」
「ああ」
「おおっ!レルム王が悪魔界の王と契りを結ぶ事が出来たぞ!!」
「おー!」
兵士達から歓喜の声があがる。
「(あとは俺が操る事が出来るか…どうかか)」
【(レルム…お前なら大丈夫だ。我が頂いた魂が他の魂よりも断然違う。ネガティブになっていれば我がその体をも奪い、喰らうぞ…?)】
「(迷惑だ…。ザクシュアは俺に操られていればいい…)」
【(これは…面白い。…実に。これから…面白くなりそうだ…。そうだレルム。人前で我の事を言うのならば…『サリア』と呼べ…。手下共もサリア王と呼ばせていた…。天使共にも本名で言った所でわからぬ。全て…サリアで通してきたからな)】
「(名を明かすことは…契約者のみ…という事か。わかった…『サリア』と呼ばせてもらおう)」
【(頼むぞ…悪の王)】
「(悪の…王?)」
「レルム様っ!レルム様っ!」
「あ、ああ?なんだ?」
「お力を見せて頂きたいと…」
「(と、いう事だが…サリア?)」
【(うむ…。決めるのはお前だ)】
「もちろんだ。俺に操られろっ!サリア!!」
【(この魔力(マナ)は…。やはり…。我が契約材料としてもらい受けた魂をも反応するとは…。これは…期待ができそうだ……)】
「暗黒炎(ダークヘルズフレイム)…」
黒色の鋭い爪が俺の両手を覆い、薄紫色で炎を造り上げる。そして、俺自身が手に力を加えると薄紫色の炎が強くなる。そして、薄紫色の炎は体の周りを周りはじめ、俺の体に誰一人近づかせようとはしない。
【(これが…我の初級程の技だ……)】
「(これだけで…か?)」
【(ああ。我を誰だと思っている?…王だぞ??悪の王)】
「と…とても素晴らしい!レルム様」
「そ…そうか。だが…まだだ…」
「レルム様?」
「これは…まだ…初級程の力。俺がもっと魔力を…」
俺はボソッと言い、魔力を弱め力を解除した。薄紫色の炎は風に流れて消えていった。
「俺は…部屋に戻る」
「兵士は…どう致しましょう」
「もう休ませろ。…俺の為だけに大量の魔力を消費したんだからな」
「分かりました」
「マルスア…」
「何でしょうか。レルム様…」
「いや…いい。お前も休め」
「…分かりました」