【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
「社長、大変です!」
小夜子はノックもせずに、飛び込むように社長室に入った。
「朝からどうしたんですか?」
訳がわからないと言った様子で聞いてきた由紀恵に、
「浜島が…浜島さんが社長に会いたいと言って、会社へ乗り込んできたんです!」
小夜子は早口でまくし立てるように言った。
その瞬間、由紀恵の表情がサッと音でもしたのかと思うくらいに変わった。
「な、何ですって…?」
呟くように聞き返した由紀恵の顔に、生気はなかった。
「あいつ…最近電話がかかってこないと思って安心してたら、会社に乗り込んできたの…!?」
そう呟いた由紀恵の声は震えていた。
彼女は怒っているのだと、小夜子は直感した。
「絶対に許さない…!
私から友達を奪って、陥れて、追いつめて…!
あいつから逃げて、頑張って何もかもを手に入れて、幸せになったのに…!」
ブツブツと呟いている由紀恵の顔は、怖いとしか表現のしようがなかった。
小夜子はノックもせずに、飛び込むように社長室に入った。
「朝からどうしたんですか?」
訳がわからないと言った様子で聞いてきた由紀恵に、
「浜島が…浜島さんが社長に会いたいと言って、会社へ乗り込んできたんです!」
小夜子は早口でまくし立てるように言った。
その瞬間、由紀恵の表情がサッと音でもしたのかと思うくらいに変わった。
「な、何ですって…?」
呟くように聞き返した由紀恵の顔に、生気はなかった。
「あいつ…最近電話がかかってこないと思って安心してたら、会社に乗り込んできたの…!?」
そう呟いた由紀恵の声は震えていた。
彼女は怒っているのだと、小夜子は直感した。
「絶対に許さない…!
私から友達を奪って、陥れて、追いつめて…!
あいつから逃げて、頑張って何もかもを手に入れて、幸せになったのに…!」
ブツブツと呟いている由紀恵の顔は、怖いとしか表現のしようがなかった。