【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
季節は春、4月を迎えた。
人材派遣会社『ハッピーライフ』に新入社員が入社してきた。
「春田マキヨ(ハルタマキヨ)って言いますー!
“ハルマキ”って呼んでくださいっすー!」
ややテンション高めの自己紹介をしたのは、春田マキヨだった。
スパイラルパーマの黒髪とアラレちゃんのような黒ぶち眼鏡が特徴的な大卒女性だ。
彼女の紹介が終わった瞬間に周りから拍手があがったが、
「何だか変わった子が入社してきたわね。
服も派手だし、首にかけてあるの何なの?
あれ、ヘッドホンだよね?」
澄香がヒソヒソと、小夜子に声をかけてきた。
「あー、そうですね…」
小夜子は由紀恵の隣にいるマキヨに視線を向けた。
澄香の言う通り、服は原色系とかなり派手なうえに首には大きめのヘッドホンがかけられていた。
「でも悪い子ではないからいいんじゃないですかね?」
ヒソヒソ声で言った小夜子に、
「何か問題を起こさなきゃいいんだけど…」
澄香は不安そうだった。
不安そうな彼女とは反対に、小夜子は自分に新しい後輩ができたことを喜んでいた。
人材派遣会社『ハッピーライフ』に新入社員が入社してきた。
「春田マキヨ(ハルタマキヨ)って言いますー!
“ハルマキ”って呼んでくださいっすー!」
ややテンション高めの自己紹介をしたのは、春田マキヨだった。
スパイラルパーマの黒髪とアラレちゃんのような黒ぶち眼鏡が特徴的な大卒女性だ。
彼女の紹介が終わった瞬間に周りから拍手があがったが、
「何だか変わった子が入社してきたわね。
服も派手だし、首にかけてあるの何なの?
あれ、ヘッドホンだよね?」
澄香がヒソヒソと、小夜子に声をかけてきた。
「あー、そうですね…」
小夜子は由紀恵の隣にいるマキヨに視線を向けた。
澄香の言う通り、服は原色系とかなり派手なうえに首には大きめのヘッドホンがかけられていた。
「でも悪い子ではないからいいんじゃないですかね?」
ヒソヒソ声で言った小夜子に、
「何か問題を起こさなきゃいいんだけど…」
澄香は不安そうだった。
不安そうな彼女とは反対に、小夜子は自分に新しい後輩ができたことを喜んでいた。