【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
「えーっ、ホントっすかー!?

マキ、嬉しいっすー!」

澄香の返事にマキヨは喜んでいた。

「えっ、あの…」

小夜子が声をかけようとしたら、
「光浦さん、あなたももちろん行くわよね!?」

澄香が鼻息を荒くして、こちらに視線を向けてきた。

「わっ、わっ、わっ…」

危うく手からおにぎりを落としそうになったが、どうにかこらえた。

「後輩が困っているところを見捨てる訳ありませんもんね!?

絶対に行きますよね!?」

(ひーっ、怖いー)

幽霊よりも澄香の方が怖いと、小夜子は思った。

「サヨコ先輩、お願いしますっすよー。

後1人だけなんすよー、3人きてくれって言われてるんすよー」

マキヨはペコペコと頭を下げている。
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