【新】レンタルフレンド～お友達をお貸しします～

「そうよ、私と春田さんと光浦さんならちょうどいいじゃない！

３人じゃないのよ！」

この場にいる自分たちを指差しながら澄香が言った。

（ああ、そう言えば川越さんは仕事よりも合コンに命をかけてる人だったな…。

特に結婚式での友人代行なんか張り切って仕事よりも男を探してるくらいだし…）

見ているこっちがドン引きするくらいに澄香は熱心にお目当ての男を探しているのだ。

「わかりました、行きます。

今日の７時にですよね、行きます」

小夜子がそう言ったら、
「ありがとうございますー、サヨコ先輩！」

マキヨがお礼を言った。

「困っている時はお互い様ですもんね！

さすが、私の後輩！」

澄香はバシバシと小夜子の背中をたたきながら笑った。