【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
「はい、そうです」
依頼者が首を縦に振ってうなずいたことを確認すると、
「ただし、春田さんだけは学生ですね」
澄香がそう言ってマキヨに視線を向けた。
「マキだけ学生って言うのが納得できないんすけどー」
「もう黙っててくださいな」
マキヨがまたブーブーと文句を言い始めそうなので、小夜子は唇の前に人差し指を突き立てた。
「その設定に関しては、参加者に急用ができて妹が代わりにくると相手側にはすでに説明済みです」
依頼者がそう返事をしたので、
「では、参りましょうか」
澄香はニコッと笑った。
依頼者が『ラグタイム』のドアを開けて、小夜子と澄香とマキヨはその中に足を踏み入れた。
「ひょえーっ…」
マキヨはもの珍しいと言うように首を動かして店内を見回していた。
(すごいな、ほとんどが女性客だ…)
店内にいるほとんどの客は女性ばかりで、小夜子は少しだけ気が引けてしまった。
依頼者が首を縦に振ってうなずいたことを確認すると、
「ただし、春田さんだけは学生ですね」
澄香がそう言ってマキヨに視線を向けた。
「マキだけ学生って言うのが納得できないんすけどー」
「もう黙っててくださいな」
マキヨがまたブーブーと文句を言い始めそうなので、小夜子は唇の前に人差し指を突き立てた。
「その設定に関しては、参加者に急用ができて妹が代わりにくると相手側にはすでに説明済みです」
依頼者がそう返事をしたので、
「では、参りましょうか」
澄香はニコッと笑った。
依頼者が『ラグタイム』のドアを開けて、小夜子と澄香とマキヨはその中に足を踏み入れた。
「ひょえーっ…」
マキヨはもの珍しいと言うように首を動かして店内を見回していた。
(すごいな、ほとんどが女性客だ…)
店内にいるほとんどの客は女性ばかりで、小夜子は少しだけ気が引けてしまった。