【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
「あれ、メッセージが入ってるー」

スマートフォンを取り出したマキヨはメッセージアプリに通知が入っていることに気づいた。

「まあ、いっか。

終わったら返信しとこーっと」

マキヨはそう呟くと、スマートフォンをジーンズのポケットに入れた。

今日の合コンの会場は海鮮料理が美味しいと評判の『円谷水産』と言う料理店である。

参加者たちは全員そろっていた。

「それじゃ、簡単な自己紹介から始めるっすー!

まずはマキから行きまーす!

春田マキヨ、22歳っすー!

本日はこの合コンの幹事を務めさせていただきます、しくよろっすー!」

自己紹介が終わったとたん、会場は盛りあがった。

「いいぞ!」

「マキヨちゃんねー!」

拍手を送ってきた男性陣に、
「どもどもー」

マキヨは笑いながら答えた。
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