【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
1人1人の自己紹介が終わると、合コンが始まった。

「マキヨちゃんってさー、普段は何してるの?」

「普段は人材派遣会社のスタッフとして働いてるっすー」

「22歳って、若いよねー」

「最近卒業したばかりっすから、社会人になりたてっすー。

またひよっこっすー」

「おーっ、トレンディだね」

それぞれが笑いながら談笑をしている中、愛香はマキヨに言われた通り頼まれた料理を食べたり、ジュースを飲んだりと適当にこの場を過ごしていた。

イカゲソのバター焼きをつまみながらジンジャエールを飲んでいたら、
「何だか退屈そうだね」

声をかけられたので視線を向けると、明るい茶髪の男が目の前にいた。

右耳には3つ、左耳には2つとピアスの穴が空いていた。
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