【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
同じ頃、小夜子はマキヨからの連絡を待っていた。

「遅いなあ…」

メッセージアプリを起動させて確認して見るものの、マキヨはまだメッセージを読んでいないようだ。

試しに電話をしてみたが、マキヨが出てくる様子はなかった。

小夜子は再びメッセージアプリを起動させると、マキヨにメッセージを送った。

『早く連絡をください』

『メールでも電話でも構いません』

『とにかく連絡をしてください』

3件連続で送ったと言うのに、マキヨはまだ読んでいないようだ。

「もう何をしてるのよ…」

そう呟いてマンゴーフラペチーノをストローで飲もうとした小夜子だったが、中身が空っぽなことに気づいた。

スターバックスに来店してから、だいぶ時間が経っていた。
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