【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
第2章・友達の誕生日と社長の様子
それから1週間後のことだった。
安里は美紀と一緒に大学近くのスターバックスにいた。
「ねえねえ、今度さ織江の誕生日があるじゃん」
そう言った美紀に、
「ああ、もうすぐだったね。
今年の誕生日プレゼントはどうしようかな?」
安里は新作のフラペチーノを飲みながら、友人へ送る誕生日プレゼントを考え始めた。
「今年は盛大にホテルで誕生日パーティーをやるんだって。
織江も金持ちだよねー、お父さんが貿易会社の社長だったっけ?」
確認するように聞いてきた美紀に、
「あー、何かで言ってたねー」
安里は首を縦に振ってうなずいた。
「いいよねー、お嬢様は。
パーティーはきっとすごいよ」
「…そうだね」
安里は美紀の話に相づちを打った。
(私のところなんか誕生日パーティーすらもなかったよ)
心の中でそう呟いたら、
「安里は誰か招待する?」
美紀が聞いてきた。
安里は美紀と一緒に大学近くのスターバックスにいた。
「ねえねえ、今度さ織江の誕生日があるじゃん」
そう言った美紀に、
「ああ、もうすぐだったね。
今年の誕生日プレゼントはどうしようかな?」
安里は新作のフラペチーノを飲みながら、友人へ送る誕生日プレゼントを考え始めた。
「今年は盛大にホテルで誕生日パーティーをやるんだって。
織江も金持ちだよねー、お父さんが貿易会社の社長だったっけ?」
確認するように聞いてきた美紀に、
「あー、何かで言ってたねー」
安里は首を縦に振ってうなずいた。
「いいよねー、お嬢様は。
パーティーはきっとすごいよ」
「…そうだね」
安里は美紀の話に相づちを打った。
(私のところなんか誕生日パーティーすらもなかったよ)
心の中でそう呟いたら、
「安里は誰か招待する?」
美紀が聞いてきた。