【新】レンタルフレンド～お友達をお貸しします～

「謝れよ謝れよ！」

「イタ…ご、め…」

「聞こえないんだよ！」

「うげっ…！」

踏みつけていた足をあげると、後頭部を踏みつけて顔を床に押しつけた。

「謝れ謝れ謝れ謝れ謝れー！」

「イタ…やめ、ごめ…」

「カエルを食べさせられて、虫を食べさせられてた私の気持ちがお前にわかんのかよ！

泣きながら吐き出す私をお前は笑って見ていて何もしなかった！」

「うっ…ううっ…」

足をあげて何度も彼女の後頭部を踏みつけて床に顔を押しつける。

彼女の口からうめき声が聞こえなくなったことを確認すると、小夜子は先ほどと同じように髪をつかんで半ば強引に立ちあがらせた。

「――ゆき、え…ごめ、なさ…」

そう呟いた高子の顔はボロボロで、唇の端は切れて血が出ていた。