【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
「ファーストフード店なんて1人で入るものですよね?」

小夜子は言った。

「そうなのよ、1人で入ればいいのにって私も思ってるわ」

澄香は苦笑いをしながら言った。

「最近は「ひとり○○」が流行っているそうだけど、光浦さんはどこまでできるの?

ファーストフードはもちろんのことだけど、映画とか旅行とか」

「えーっと…」

そう聞いてきた澄香に、小夜子は考えた。

「うーん、旅行までが限界ですかね?

さすがに遊園地とか焼き肉は1人でやるには寂しいものがありますよ」

そう言った小夜子に、
「なるほどね、私も遊園地と焼き肉は1人と言うのはないかな」

澄香はフフッと笑いながら言った。

依頼者がエレベーターに入ったので、2人も一緒に入った。

それから最上階までエレベーターにのぼると、スイーツバイキングの会場へと向かった。
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