【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
同じ頃、綾美はビルの前に立っていた。
スマートフォンで『ハッピーライフ』の場所を確認すると、このビルの中にあるそうだ。
アポはもう取っている、後はこのビルの中に足を踏み入れるだけだ。
「友達は選ぶものなんだ…。
わたしがどんな友達を選ぼうが、それはわたしの自由なんだ…」
綾美はそう言い聞かせると、ビルの中へと足を進めた。
――友達が選べると聞いて電話をしたんですけれども…
――はい、当社では依頼者のご希望にあわせたさまざまな種類のお友達を選ぶことができますよ
電話で『ハッピーライフ』のスタッフとそんなやりとりをしたのは先週なのだが、まるで昨日のことのように思えた。
――途中で友達を変えることってできるんですか?
――ええ、できますよ
電話でのやりとりを思い出しながら、綾美は冷房がよく効いているビルの中に入った。
スマートフォンで『ハッピーライフ』の場所を確認すると、このビルの中にあるそうだ。
アポはもう取っている、後はこのビルの中に足を踏み入れるだけだ。
「友達は選ぶものなんだ…。
わたしがどんな友達を選ぼうが、それはわたしの自由なんだ…」
綾美はそう言い聞かせると、ビルの中へと足を進めた。
――友達が選べると聞いて電話をしたんですけれども…
――はい、当社では依頼者のご希望にあわせたさまざまな種類のお友達を選ぶことができますよ
電話で『ハッピーライフ』のスタッフとそんなやりとりをしたのは先週なのだが、まるで昨日のことのように思えた。
――途中で友達を変えることってできるんですか?
――ええ、できますよ
電話でのやりとりを思い出しながら、綾美は冷房がよく効いているビルの中に入った。