【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
2時間のスイーツバイキングを楽しんだ小夜子と澄香は『東京カントリーホテル』を後にして、会社へと向かっていた。

「はあーっ、お腹いっぱい!」

そう言った小夜子に、
「光浦さん、たくさん食べてたわよね」

澄香が笑いながら言った。

「あの有名なホテルのスイーツバイキングですし、そのうえお昼ご飯なしで行きましたし」

「文句なしに美味しかったわよね。

こんな依頼だったらいつでも大歓迎だわ」

そんなことを2人で言いあっていたら、あっと言う間にオフィスに到着した。

「ただ今戻りましたー」

小夜子が声をかけたら、
「あっ、光浦さんちょうどよかった」

幸代が駆け寄ってきた。

「社長がお呼びです」

そう言って声をかけてきた幸代に、
「えっ、社長がですか?」

小夜子は首を傾げた。
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