【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
第9章・向きあうことが大事
連休が終わって出社した小夜子が真っ先に向かったところは、社長室だった。
由紀恵から借りたスウェットを返すために、もう1つの目的を果たすために、小夜子は社長室を訪ねたのだ。
社長室のドアの前に立つと、小夜子は深呼吸をした。
コンコン
「どうぞ」
中から由紀恵の声が聞こえたので、
「失礼します」
小夜子は声をかけると、ドアを開けた。
「あら、光浦さん」
「おはようございます、先日お借りしたスウェットを返しにきました」
小夜子はスウェットが入っている紙袋を見せた。
「ありがとうございます」
由紀恵がお礼を言ったので、
「それから、ですけど…」
小夜子は紙袋から1枚の封筒を取り出した。
「それは…?」
物珍しそうに封筒を指差して聞いてきた由紀恵に、
「米村さんから手紙をお預かりしています」
小夜子は答えた。
由紀恵から借りたスウェットを返すために、もう1つの目的を果たすために、小夜子は社長室を訪ねたのだ。
社長室のドアの前に立つと、小夜子は深呼吸をした。
コンコン
「どうぞ」
中から由紀恵の声が聞こえたので、
「失礼します」
小夜子は声をかけると、ドアを開けた。
「あら、光浦さん」
「おはようございます、先日お借りしたスウェットを返しにきました」
小夜子はスウェットが入っている紙袋を見せた。
「ありがとうございます」
由紀恵がお礼を言ったので、
「それから、ですけど…」
小夜子は紙袋から1枚の封筒を取り出した。
「それは…?」
物珍しそうに封筒を指差して聞いてきた由紀恵に、
「米村さんから手紙をお預かりしています」
小夜子は答えた。