【新】レンタルフレンド～お友達をお貸しします～

先生は私に“今は無理かも知れないけど、ちゃんと相手と向きあえる時がくる”と言って私を励ましてくれました。

そして、その時がきました。

近いうちに同窓会が行われるかも知れないと言う話です。

その通知が家に届いた時、私はチャンスだと思いました。

あなたに会って、あなたに謝ることができると、そう思いました。

興信所に頼んであなたの住所を調べて、今に至る…と言う訳です。

由紀恵、私は今は親元を離れてスーパーマーケットでパートをしています。

中学生時代に私があなたをいじめてしまって、本当に申し訳ありませんでした。

その悔しさをバネにして会社を起業したあなたのその姿は、輝いています。

向きあって話そう…と言うのは、無理かも知れません。

でも私は、あなたと向きあえる日を心待ちにしています。

由紀恵、ごめんなさい。

そして、待ってます。

米村 高子より』