【新】レンタルフレンド～お友達をお貸しします～

第３章・食べて、遊んで、笑って

それから数日後、小夜子は綾美と一緒に遊ぶことになった。

「おはようございまーす」

出社をした小夜子を迎えてくれたのは、
「おはよう、光浦さん」

緑色のオフショルダードレス姿の澄香だった。

「おはようございます、川越さん。

えーっと、今日は…？」

ドレスアップをした彼女の格好に戸惑いながら、小夜子は聞いた。

ショートカットの髪はゆるくパーマがかけられていて、耳よりも上のところに小さな白いバラの髪飾りがついていた。

「今日は結婚式の友人代行に呼ばれているの」

澄香が笑いながら答えた。

「へえ、そうなんですか」

そう返事をした小夜子に、
「友人代表のスピーチと余興を任されているの」

澄香はそう言って、少し前に話題になったドラマのダンスをした。
< 45 / 405 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop