【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
すぐ近くのマクドナルドに足を踏み入れると、そこでハンバーガーを食べながら話しあうことにした。

「何をしようか?」

チーズバーガーを食べている綾美が声をかけてきた。

「綾美ちゃんがやりたいことでいいよ」

小夜子はポテトを口に入れた。

「わたしがやりたいこと?」

綾美は不思議そうな様子で聞き返してきた。

(本当に友達がいないんだな…)

彼女の様子に小夜子は心の中で呟いた後、ハンバーガーをかじりながら考えた。

(今の女子高生って何をして遊んでいるんだ…?)

自分が高校生だったのはずいぶん昔のことである。

小夜子はその当時のことを思い出しながら、
「例えば新しい服を買いに行くとかカラオケに行くとか、後はゲームセンターに行ってプリクラを撮ったりとか」
と、ひと通りのことをあげた。
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