片思いの相手
「本当かっ、椎梛?!」

興奮しだしたみぃくんママとパパ。

「ああ。蓮華は大学卒業したら、うちの家族になる。」

大学卒業したら?!

初耳ですよ?!

とっても嬉しいけれど。

「そうか、そうか。初めてお前を手放しで褒めてやれるな!椎梛でかした!」と、みぃくんパパ。

「同居?同居しちゃう?!」と、みぃくんママ。

「いいな、それ。蓮華とオレも住みたい」と、みぃくん。

「しねぇよ、あほか。」と、ぶったぎる先生。

すごく喜んでくれてる先生家族だけど。

改めて聞いてみる。

『私、何にも持ってないんです。家族も何も。ただ、先生を好きなだけ。それでも、先生と一緒にいていいですか…?』

みぃくん達は。

「バカねぇ…。蓮華は昔から私たちの娘でもあったじゃない。」

「すごくパパは嬉しいよ。」

「本当の兄になれるんだから、こんな嬉しい事はないだろ。椎梛の嫁ってとこがイマイチ難点だけどな。」

「また可愛い顔して泣く…。小悪魔、どんだけオレを振り回す?」

後ろから抱きしめてくれる先生に寄りかかる。

さらに強く抱きしめてくれた。

あったかいなぁ。

「小悪魔、ゲット。」

「「「でかした!」」」

パーティー会場に、葵家全員の声が重なった。

end




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