片思いの相手
神谷蓮華の新しい日常
「おい、ちょっと来い。」
黙ったままの私に葵先生は痺れをきらしたみたい。
腕を引っ張り立ち上がらせる。
『いやっ。』
小さく反論。
でも、腕を持つ力は緩めてくれない。
「いいから。…捕まってろ。」
『きゃぁ!』
そのまま米俵のように担がれる。
食堂にいる全員に見られてるから!
何考えてるの、先生!
『おろしてください!』
背中をポカポカ叩いてみるけど、何の効果も得られず。
そのまま歩き出す先生。
ちょ、何してるんですか、先生~!
「気分悪いんだろ?連れていってやる。」
いつもより少しだけ大きな声で、先生は私に言う。
周りに聞かせるため?
って、そんなことはどうでもよくて。
私は何故、今担がれているのでしょうか?
初めての接触が米俵の気分なんて…。
私の頭はグルグル回って、支離滅裂でした。
黙ったままの私に葵先生は痺れをきらしたみたい。
腕を引っ張り立ち上がらせる。
『いやっ。』
小さく反論。
でも、腕を持つ力は緩めてくれない。
「いいから。…捕まってろ。」
『きゃぁ!』
そのまま米俵のように担がれる。
食堂にいる全員に見られてるから!
何考えてるの、先生!
『おろしてください!』
背中をポカポカ叩いてみるけど、何の効果も得られず。
そのまま歩き出す先生。
ちょ、何してるんですか、先生~!
「気分悪いんだろ?連れていってやる。」
いつもより少しだけ大きな声で、先生は私に言う。
周りに聞かせるため?
って、そんなことはどうでもよくて。
私は何故、今担がれているのでしょうか?
初めての接触が米俵の気分なんて…。
私の頭はグルグル回って、支離滅裂でした。