永遠に覚めることのない夢【参】

独りぼっち

「旭子さん。」

「何?」

「妹さんが、お呼びよ。ほら、そこで待っていられますわ。」

え?
常磐が?

「常磐、何?どうして此処にあなたが来ているの?」

「あの、お姉様………」

少し、言いづらそうにしている。
小さな沈黙が生まれた。

「えぇと、教科書を忘れてしまって。」

「え?またぁ?」

はぁ。
本当、呆れるわ。
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