永遠に覚めることのない夢【参】

疑問

「旭子さん、どちらへ行くのですか?」

「そうねぇ。」と、私はなんて言おうか考えた。

「常磐に会いに行くのよ。」

私によく話しかけてくれる、女子生徒-碧子というらしい-は、「ふふふ」と笑った。

「どうしたの、碧子さん。」

「仲の良い御姉妹だなぁって、思いましてね。」

「そんなことないわよ。家ではたまに喧嘩もするし。」

「でも、喧嘩する程仲が良い………ということではないのですか?」

そうなのかしら。
否定も肯定も出来ない。
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