永遠に覚めることのない夢【参】
「でも、もう世間一般には、高校受験の時期なのですね。」

「そうなのですか?」

後ろから声をかけられた。

「常磐!」

「お姉様、まさか白百合学院辞めるのですか?」

「辞めないわよ、友達がね、辞めると言っていたのよ。」

「へぇ、そのお友達も大変ですわね、中学受験のあとは高校受験。」

「いいえ、みど………彼女は、私と同じく、幼稚園からいましたわよ。」

「あ、そうですか。」
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