永遠に覚めることのない夢【参】
名乗り遅れましたが、わたくしの本名は、貴子(たかこ)と申します。
もう、嫌だわ。
お姉様、死んでしまわれるだなんて。
また、前世の繰り返しなのかしら。
わたくしのせいで、お姉様が死んでしまったから。
「姫様、どうなさったのです。ほら、顔をお上げになって。」
「あの時、わたくし、お姉様を助けてあげられなかった………」
「それを、悔やんでいらっしゃるのですね。」
「えぇ、まぁ……………」
前世(くどいようだが1000年前)にわたくしはお姉様が死んでしまうのを見た。
もう、嫌だわ。
お姉様、死んでしまわれるだなんて。
また、前世の繰り返しなのかしら。
わたくしのせいで、お姉様が死んでしまったから。
「姫様、どうなさったのです。ほら、顔をお上げになって。」
「あの時、わたくし、お姉様を助けてあげられなかった………」
「それを、悔やんでいらっしゃるのですね。」
「えぇ、まぁ……………」
前世(くどいようだが1000年前)にわたくしはお姉様が死んでしまうのを見た。