永遠に覚めることのない夢【参】

姉妹

「お姉様!朝よ!起きてください!」

ん?

「ふわぁ、もう朝なの?」

「そうですわ!家政婦が何度も起こしに来たでしょう?」

「あ、そうなの?へぇ、知らなかったわ。」

改めまして。
私、咲佐納旭子。
白百合学院の学生です。

「もう!やめてください。今日は、あたしの入学式ですのに。」

「あぁ、そうだったわ。待って。」

「はぁ、もう、仕方が無いわね。家政婦に制服を持ってこさせます。」

「分かった、有難う、常磐。」
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