君と永遠を
「やっと見つけました…我が神よ!」
テロリストのような風貌の彼らは僕を見て感嘆の声をあげた。
彼の声を僕は知っている。
「どうして、こんなことを」
彼が奪った命をみて言葉を吐いた。
呟いて思い出した。
彼はそういう人だった。
……いや、彼じゃなくともこういう人は大勢いるものか。
自らの信仰のためなら自分、そして他者の命さえも軽々しく奪ってしまう。
神と崇める僕の為という名目で行われる人殺し。
僕は一度たりとも望んでいないのにも関わらず。