君と永遠を


「不老不死なんてなりたくないって言ってたじゃん」

「もちろんなりたくなんてなかったですよ」

「なら、どうして」


僕が過ごしてきた永遠の孤独。それは拷問そのものだ。

永遠なんて望むものじゃない。
終わりがあるからこそ、生命は輝く。

永遠に生き続ける化物なんて、僕以外いるべきじゃない。


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