君と永遠を



「永遠を終わらせるためには、こうでもしなきゃ無理でしょう?」


千歳ちゃんはいつものように淡々と告げた。

僕の目からは涙が溢れた。


「僕は死なない。何をしても死ななかった。死ねなかった」


「私が殺しますよ。永遠をかけて」


千歳ちゃんの殺害予告は、僕にとって希望そのものだった。



< 35 / 36 >

この作品をシェア

pagetop