セブンスガール
瀏児が部屋で勉強していると突然部屋をノックする音がしたのです。
「開いてるから入ってきていいよ。」
「はい、失礼します。」
扉が開く音がして瀏児がその方向を見ると入ってきたのは葵でした。
何かあったのかと聞くと葵は質問があると言ったのです。
「紅から聞いたのですが、マスターは瀏児と呼んでもらいたいとのことですが?」
「その事か、そうだね。でも、君達は近々俺が通う学校に行くからできれば瀏児と呼ぶか兄らしい呼び方にしてくれるとうれしいかな。」
「わかりました。では、私は瀏児兄さんと呼ばせてもらいます。それと今は何をされてるのですか?」
「ああ、これね。自習って言って自分で勉強することだよ。」
瀏児が答えると葵は興味を示したのか自分もやりたいと言い出したのでした。彼は考えるまでもなく了承し葵に勉強を教えながら自分も勉強することにしたのです。
一方紅は帰りが遅い葵を気にして瀏児の部屋に来て中に入ると二人が仲良くしてるのを見て暗く笑みをこぼしたのです。
異様な空気に気づいた瀏児はその空気の先を見ると紅が立っており、だがその彼女はさっきまでの彼女と何かが違った。
「マスター…葵と何してるの?葵も私のマスターに近づかないで!」
紅の発言に混乱した瀏児はどうなっているのか葵に尋ねました。
「葵、紅はどうしちまったんだよ?」
「暴走です。紅はテーマである嫉妬にかられているのです。」
「暴走…嫉妬ってただ俺と葵は一緒に勉強してただけだろ?」
「そうですが…。」
「何だよ?」
「私達のテーマの暴走は全て瀏児兄さんの行動で変わります。」
「じゃあ、これは俺のせいでかよ?」
「詳しい話は後です。まず紅を止めましょう。」
「そうだった。」
瀏児は紅に近づきデコピンして事情を話したのですが、彼女の暴走は止まらず瀏児は困り果てました。
だが、瀏児はとっさに思い付いた言葉を口にしました。
「嫉妬に狂ってる紅なんて嫌いだ!」
この一言で紅は落ち着いた…が、彼女は今度は泣いてしまった。
「瀏児、もう暴走しないから嫌いにならないで…僕は瀏児に嫌われたくないよ…。」
「わ、わかったから…泣くなよ。紅のことを嫌いになんかならないから、な?」
「ヒック、ホントに?」
「ああ、ホントだ。」
「良かった。でさ、葵姉と瀏児は何してたの?楽しいこと?」
「勉強してたんだよ。」
「勉強?何それ?」
「勉強って言うのはこの本に載ってる問題を解くことだ。」
「良くわかんないけど僕もやる。」
紅も混ざり葵と瀏児は勉強を再開しました。が、数分すると紅は飽きてきたのか勉強に集中しなくなり寝てしまった。そこで瀏児は自分のベッドから布団を取りだし紅にかけてやりそのまま休憩にし彼は部屋を出てキッチンに向かいました。
キッチンにつくと母さんがいて事情を話すとココアとクッキーを出してくれたのでそれをもって部屋に戻りました。
瀏児が部屋に戻ると葵は黙々と勉強をしていたので彼は一休みを提案し机の上の物を一旦片付け母さんに渡されたココアとクッキーを置き紅を起こしました。
「紅、起きろ。おやつにしようか?」
「おやつ?」
「ココアとクッキーを持ってきたから食べよう。」
「うん!」
紅にかけてあげた布団を片付け瀏児も机に座って三人でお菓子を食べながらお茶にしたのでした。
「開いてるから入ってきていいよ。」
「はい、失礼します。」
扉が開く音がして瀏児がその方向を見ると入ってきたのは葵でした。
何かあったのかと聞くと葵は質問があると言ったのです。
「紅から聞いたのですが、マスターは瀏児と呼んでもらいたいとのことですが?」
「その事か、そうだね。でも、君達は近々俺が通う学校に行くからできれば瀏児と呼ぶか兄らしい呼び方にしてくれるとうれしいかな。」
「わかりました。では、私は瀏児兄さんと呼ばせてもらいます。それと今は何をされてるのですか?」
「ああ、これね。自習って言って自分で勉強することだよ。」
瀏児が答えると葵は興味を示したのか自分もやりたいと言い出したのでした。彼は考えるまでもなく了承し葵に勉強を教えながら自分も勉強することにしたのです。
一方紅は帰りが遅い葵を気にして瀏児の部屋に来て中に入ると二人が仲良くしてるのを見て暗く笑みをこぼしたのです。
異様な空気に気づいた瀏児はその空気の先を見ると紅が立っており、だがその彼女はさっきまでの彼女と何かが違った。
「マスター…葵と何してるの?葵も私のマスターに近づかないで!」
紅の発言に混乱した瀏児はどうなっているのか葵に尋ねました。
「葵、紅はどうしちまったんだよ?」
「暴走です。紅はテーマである嫉妬にかられているのです。」
「暴走…嫉妬ってただ俺と葵は一緒に勉強してただけだろ?」
「そうですが…。」
「何だよ?」
「私達のテーマの暴走は全て瀏児兄さんの行動で変わります。」
「じゃあ、これは俺のせいでかよ?」
「詳しい話は後です。まず紅を止めましょう。」
「そうだった。」
瀏児は紅に近づきデコピンして事情を話したのですが、彼女の暴走は止まらず瀏児は困り果てました。
だが、瀏児はとっさに思い付いた言葉を口にしました。
「嫉妬に狂ってる紅なんて嫌いだ!」
この一言で紅は落ち着いた…が、彼女は今度は泣いてしまった。
「瀏児、もう暴走しないから嫌いにならないで…僕は瀏児に嫌われたくないよ…。」
「わ、わかったから…泣くなよ。紅のことを嫌いになんかならないから、な?」
「ヒック、ホントに?」
「ああ、ホントだ。」
「良かった。でさ、葵姉と瀏児は何してたの?楽しいこと?」
「勉強してたんだよ。」
「勉強?何それ?」
「勉強って言うのはこの本に載ってる問題を解くことだ。」
「良くわかんないけど僕もやる。」
紅も混ざり葵と瀏児は勉強を再開しました。が、数分すると紅は飽きてきたのか勉強に集中しなくなり寝てしまった。そこで瀏児は自分のベッドから布団を取りだし紅にかけてやりそのまま休憩にし彼は部屋を出てキッチンに向かいました。
キッチンにつくと母さんがいて事情を話すとココアとクッキーを出してくれたのでそれをもって部屋に戻りました。
瀏児が部屋に戻ると葵は黙々と勉強をしていたので彼は一休みを提案し机の上の物を一旦片付け母さんに渡されたココアとクッキーを置き紅を起こしました。
「紅、起きろ。おやつにしようか?」
「おやつ?」
「ココアとクッキーを持ってきたから食べよう。」
「うん!」
紅にかけてあげた布団を片付け瀏児も机に座って三人でお菓子を食べながらお茶にしたのでした。