溺愛なんて聞いてない!
彼らが言った『おばちゃん』のこの一言。
昨日の私の台詞と彼らの発言に煌の中のピースがはまったんだろう。
チラリと私を見て、意地悪に微笑んだ。
「あのさ、一花がおばちゃんって分かりきってること言って何が楽しいわけ?」
……………………は?
「まぁ仕方ないよね。俺ご飯なんて作れないし?俺の親も作れないし?必然的におばちゃんになったんじゃない?」
いやいやいやいやいやいや、煌っ!?
「何?お前ら羨ましいわけ?」
は?
「残念だったな、親が作れる家はママーとか言って頼んどけよ」
へ?
「お前らマザコン?一花にママ重ねてた?」
煌、ストーーーーップ!!!
あの子達青くなったり赤くなったり凄い顔色してるから!
「お前ら一花の事好きなの?」
はぃぃぃぃぃ???
「好きな子虐めるとかのあれ?うわっ、だせぇ」
静まり返っていた教室からクスクスとした笑い声が聞こえ始める。
「マザコン?」
「一花ちゃんのことが好きだってー」
「やだー」
「まぁ、それもこれも全部諦めなガキ」
あなた、同じ年ですからーーー!!!