俺、兄貴になりました④



その後アイドルの双子にしごかれながら、猛勉強をした弟達。



1週間後、弟達が持ってきた結果を見て俺は驚いた。




「なんだこれ。めちゃくちゃ良いじゃねぇか」



全員、今まで見たこともない良い点数を取ってきたのだから。


尚と慎も漢字力テストと計算力テストのどちらも今までで一番良い点数だった。



「凄いでしょ!ご褒美買ってくれるよね!」



そうか。

やる気があればここまでできんのか。




「そうかそうか。じゃ、次回からこれより低い点取ったら罰ゲームだな」



「「………」」




ポカーンと口をあんぐり開けて俺を見る弟達。



「このくらい出来るなら最初からやりやがれ。もう勉強できねぇなんて言わせねぇからな」



「「お、鬼ぃぃいいいいーーーっ!!!」」





弟達達の悲痛な叫び声が家中に響き渡ったのはいうまでもない。


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