俺、兄貴になりました④
さて、もう一度二階へ。
次は七男のお部屋へ行きましょう。
部屋のドアを開けようとすると、何かにゴンっとぶつかりました。
起こしてしまったかも?とベッドを見ますが、ピクリともしないので大丈夫なようです。
扉にぶつかったのは、バスケットボール。
どうやらバスケットボール部に所属しているみたいですね。
「んー……翠にぃごめんってば……むにゃむにゃ……」
夢の中でイタズラでもしたんですかね?
子犬のように眉を下げて謝ってます。
面白いので、ちょっと遊んでみましょうか。
頰をツンツンとしてみると
「わぁ、ホントごめん!だからもう頬っぺたつねんないでっ…」
なんでしょう、この可愛さ。
可愛いので枕元に飴をプレゼントしましょうか。
七男・慶
職業…中学生
甘えん坊で甘え上手。
翠の言うことはなんでも聞く。
こう見えてバスケットボールのセンスは抜群。