俺、兄貴になりました④
お花見だ!!
side 蒼
「蒼、着替え終えた?」
「おう!早く行こうぜ」
俺と恋は、たった今撮影を終えたところ。
本当は休んでもよかったんだけど、兄貴が「社長脅して休むんじゃねぇ」と鬼のごとく怒るから仕方なく。
「お二人はこの後ご家族と予定があるんでしたね」
マネージャーの小谷さん(男)が、ニコニコと笑って言う。
小谷さんはいつもほのぼのしてる人で、面倒見がいい。
だけど…。
「みんなどこにいるんだっけ?」
「○△公園でしょ」
あー、そうだった。
ちょうど今桜が満開で綺麗なとこだったわ。
「「小谷さん送ってってー」」
「イ・ヤです。甘えてないでタクシーで行きなさい」
ほのぼのしてるけど、たまにオカンみたいに厳しいんだ。
仕方なく二人でタクシー乗って家族の元へ向かう。
実は今日、慶の誕生日。
それで、お祝いを兼ねてお花見しようってことになった。
「恋、急ごう」
「うん。急いで行かないと」
「「美味しいご馳走無くなっちゃうからね」」
誕生日とお花見なんて、いつもより豪華なご馳走があるのは分かってるんだから。
うんうん。
「蒼、着替え終えた?」
「おう!早く行こうぜ」
俺と恋は、たった今撮影を終えたところ。
本当は休んでもよかったんだけど、兄貴が「社長脅して休むんじゃねぇ」と鬼のごとく怒るから仕方なく。
「お二人はこの後ご家族と予定があるんでしたね」
マネージャーの小谷さん(男)が、ニコニコと笑って言う。
小谷さんはいつもほのぼのしてる人で、面倒見がいい。
だけど…。
「みんなどこにいるんだっけ?」
「○△公園でしょ」
あー、そうだった。
ちょうど今桜が満開で綺麗なとこだったわ。
「「小谷さん送ってってー」」
「イ・ヤです。甘えてないでタクシーで行きなさい」
ほのぼのしてるけど、たまにオカンみたいに厳しいんだ。
仕方なく二人でタクシー乗って家族の元へ向かう。
実は今日、慶の誕生日。
それで、お祝いを兼ねてお花見しようってことになった。
「恋、急ごう」
「うん。急いで行かないと」
「「美味しいご馳走無くなっちゃうからね」」
誕生日とお花見なんて、いつもより豪華なご馳走があるのは分かってるんだから。
うんうん。