お姫様は王子様!?


「・・・・・・・・・」






  見事においていかれた俺達は何も話さず





  無言でお互いを向き合っていた。







  「・・・・・・・・・」







   しかし・・・・





   その状態が続いてかれこれ




   10分・・・・・




   「あのさぁ。」






   急に茜が口を開いた。





   「何だよ・・・・」






   俺が言うと・・・




   「なんで私がおこってるのか分かる??」







   いや・・・分からないからこういう事になったんじゃね??







   「いや・・・・」






   俺は素直に答えると・・・





  「はぁ。」





   あからさまにため息をつかれた。





   そかまであからさまに




  されると俺だって傷つくんですけどー。







  「付き合いだしてからさ、
   修也私のことあんまりみてくれなくなった。」




 
   茜が弱弱しく言った。





   え??




  
   
   「本当は私のより藍が好きなんじゃないの??」







   っは???






   「だったら藍と付き合えばいいじゃん。」







   っはぁ????




   「何言ってんだよ茜。」




  

   「だってさっきだって藍のこと見つめてたし・・・・」






   いやいや・・・





   見てただけで見つめては・・・・・





   「修也は無意識に目で追ってるんだよ。藍のこと。」






   なんでそうなるんだ??
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