お姫様は王子様!?





  「・・・・・・・・・」





  俺が目を瞑ってからこんな感じだ。





  藍が動いた気配も音も聞こえない。





  俺はうっすらと目を開けてみると





  藍の顔があとちょっとというところで止まっていて、





  藍の顔が俺の顔と紙一枚分くらいの近さだった。




  なんで、ここまで近づけてしてくれないかなぁ。





  ここで俺が少し顔を前に出してしまえば




  藍にキスできるけど、




  俺は藍からしてもらいたいんだけどなぁ・・・・




  なんて俺が思ってるこの瞬間に・・・・・




  チュ




  本当に一瞬だったけど、





  藍と俺の唇が重なった。
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