お姫様は王子様!?



  俺は目を開けた。




  するとそこには俺のほうに背中を向けてはいるものの




  耳まで真っ赤になっていて顔を赤くしているのが分かる。





  
  俺は少し短すぎるキスで少しがっかりもしたけど・・





  それでもそんなことよりもやっぱり、藍からって




  事のほうがよっぽど嬉しいことだ♪




   
  俺は背中を向けている藍のほうにゆっくり近づいて




  
  小さな藍の背中を後ろから抱きしめた。






  「え??」




 
  藍はびっくりしたのかでも、真っ赤な顔を見られるには





  恥ずかしいのか、俺の方をみない。




  
  っま。いいけど♪これもこれで落ち着くし。




  こうして抱きしめてて思う・・・・




  小さな背中だな。




  背中だけじゃない。




  手も。足も。耳も。顔も。




  こんなに小さな体でいろいろなものに




  藍は立ち向かっていっていたのか・・・




  
  ある意味すげーな。



  
  でも、そろそろ俺にも出番を頂戴な♪





  「藍、これからも俺の傍で笑っていてくれな☆」




  「っえ??どうしたの???光輝??」



  
  「嫌だっていっても離してやらねー。」




  「\\\\\\望むところ☆私だって離れてあげないんだから♪」





  







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