お姫様は王子様!?


  「ごめん・・」





  「私達にいえないことがあったって私は
   別にいい。
   だけど・・・光輝・・・・ 
   光輝にだけはなんでも言ってあげてよ・・
   そりゃ・・・光輝より友達の私達
   に言ってほしいって気持ちもあるけど・・・
   やっぱり光輝には言うべきだと思う。」




 
  
  私は美加と出会ってから




  美加がこんなに涙を流して




  こんなに声を荒げている姿をはじめて




  見た・・・





  それはみんなも一緒だと思う・・




  でも、それだけ私に一生懸命伝えようと




  してくれている証拠・・・




  
  「うん。そうだね・・・
   ありがと・・美加・・・」






   私がそう言って美加の目の端から涙を




   指でとろうとしたら・・・・・





  「ちょっとまったー!!!!!!!」






   ッドン!!!!!!





   「っぃった・・・・・・」




  
    私は何者かに・・・




  いや・・・光に突き飛ばされた・・・・






  そして私を突き飛ばした光は




  美加の涙を光がふいていた・・・・




  そういうことね・・・・・




  にしても・・・





  「っぃったいなぁ・・・・・」




  「ほれ。」
< 164 / 170 >

この作品をシェア

pagetop