【短】もしもあなたが死んでしまうなら。


そのすぐ後だった。

ピーーーーーーー
と、彼の心臓が止まったことを知らせる音が部屋の中に響いた。

そして近くにいた医者が、彼の目を開き、ライトで照らし、

そして、

「...7時9分23秒。ご臨終です。」

そう、無慈悲にも告げた。


その瞬間、彼の妹は泣き出した。

「わああああお兄ちゃんあああああああ!!!!!!!」

悲痛な彼女の声が、病室に響き渡る。

彼女は顔をぐしゃぐしゃにして、

泣いている。
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