【短】もしもあなたが死んでしまうなら。


__日和へ。

見慣れた、彼の字から始まっていた。


まずは、日和、23歳の誕生日おめでとう。そして、7年前のあの日、俺の告白をOKしてくれて、本当にありがとう。

今、こうやって日和と付き合って、すごす毎日が本当に幸せだと感じます。


(それはわたしもおんなじだよ。

あの日、告白してくれて、ありがとう。)


本当は手紙で言うべきなんかじゃないんだろうけど、

直接なんて、かっこよく言える気がしないのでここで言います。(ダサいな、俺(笑))


ちょうど、ここで一枚目が終わっていた。

なんだろう、と思い二枚目をめくる。





些細なことで喧嘩したことも沢山あったし、
その度に、日和のことを傷つけたり、困らせたりしたことも沢山あると思う。

俺ってすごく頼りにならないし、まだまだ日和に甘えてる部分だってあると思う、でも、日和を大切すること、日和のことを誰よりも愛していることだけは確かです。


これからの未来が幸せかどうかなんて、正直わからない。だけど、俺は日和と一緒に、これからの未来を過ごしたい。


そして最後に大きく一文が書かれていた。



俺と結婚してください。

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