もう、恋なんてしない。
 私が小さい頃からの幼馴染のあゆみだけには本当のことを言うことができた。




あゆみは少し口が悪い時はあるが、いつも私の話を真剣に聞いてくれるし、同じ気持ちになってくれる。




だから侑くんとの事を打ち明けた。




もちろんわたしが1年生の時から侑くんの事が好きな事は知っていた。




「わたしって侑くんに嫌われてるのかな?」「どうして?あんなに仲良かったのに?」「だって…この間廊下で侑くんが友達と話してて私の事キモイって言ってたから本人に聞いてみたら『あれは友達も好きだから嘘付いた』とは言ってたけど本当だと思う?」




「知らないよ〜でも考えすぎは良くないよ!」「そうだよね〜…」「だけど…」と言おうと思ったがポッケトから「ぶーぶー」と携帯が鳴った。




それは、お父さんからの電話だった。







おそるおそる電話に出ると、「お母さんが倒れた」との電話だった。







私はあゆみに急いで別れを告げ、お母さんのいる病院に向かった。








打ち所がよく大事にはいたらなっかたがお母さんの怪我は全治1ヶ月だった。




階段から落ちたらしい。




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