俺の王子様



「良いんだな?沙緒里

昴、雪ちゃんをお前の部屋にに連れていけ。
アパートの荷物を運んで来る

夏目」

「へい。」


部屋に夏目が入ってくると言葉を交わさずともやることが分かっているかのようにうなずき、荷物運びの組員と車の手配を報告した



「英樹、女性の荷物もあるのよ?私も行く!」


確かに、こいつの下着なんかもあるだろうし
俺が行きたいところだが、こいつの傍についていてやりたい

目覚めた時に一人ではないと自覚させるために



「そうだな、俺も行こう
雄史と茜さんに会って、娘を貰うことを言わんとな」



< 24 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop