俺の王子様




私の目を見て、眉間に皺を寄せた昴がクローゼットを出て、ベッドに腰掛ける


・・・抱っこしたまま?
下ろしてくれないのか、



「小雪、もう一度言うぞ」

「はい」

「お前の家は、今日からここだ

泣いても叫んでも、俺はお前を一人にしないし離さない


腹くくれよ」


ニヤッと不敵に笑った




この男が何を考えているのか、よく分からない



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