俺の王子様



すでに決定事項で、それ以外の選択肢などないとでも言うかのような物言いに


私は言葉をなくした

私が幼い頃から組長気質というか、

天上天下・唯我独尊を体現したような男だった


それがかっこよくて皆がついていくんだろうな、と遠巻きに見ていた




本当にこの人の手をとっていいのか


――――私は一人で生きて行かなくちゃ


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