哀姫─アイヒメ─I≪大幅修正中≫
そんなある日の夜。
その日は私と吹雪の誕生日だった。
お父さんやお母さん、朱音組の皆も盛大に祝ってくれた。
「紅葉、吹雪、お誕生日おめでとう!はい、誕生日プレゼントよ。」
そう言ってお母さんが私にくれたものは朱色の紅葉(もみじ)型のペンダントだった。
「吹雪には、これだ。」
吹雪にお父さんが渡したのは私と色違いの透き通るような蒼い色の雪結晶のペンダントだった。
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