猟犬に愛された姫~ドリームライブ~
今日は待ちに待ったライブ。


大将と安藤くんは試合前の打ち合わせと
ウォーミングアップのためあとで合流。



「ドキドキするね~!」



まりにとってはパスパレとしての初ライブ。



『みんな!これがあたし達にとっての
再スタートライブになります!
最高のステージを…最高の笑顔をみんなに届けよう。』





「「「「うん!」」」」



あたし達は衣装とヘアメイクは
会場でやるために大将達のいる会場に向かった。




会場に着くとボクシング選手の人に
ジロジロ見られてこわくてみんなタジタジ。




「あの…。」



『はい!』



あたし達はいきなり数人の選手達に
声をかけられてビクっとした。



ズンとあたしの前に立ちはだかる
迫力満点のボクシング選手。
みんなあたしの後ろに隠れてるし。




すると選手達は後ろに回していた
手をあたし達の前に勢いよく出した。




『ひゃっ!』



「握手とサインしてください!」



……………え?



あたしがそっと目を開けると
目の前にはボクシンググローブ。





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