猟犬に愛された姫~ドリームライブ~

それぞれのユメ

『えっ!?………あ;』



あたしの声にフロアにいる
お客さんからの視線に
あたしはテーブルに軽く乗り出し
目の前の真未に顔を近づけた。



『ライブ?』



なんとダイエットに成功した
あたしに舞い込んできたライブの話。



あたしとまり以外は知っていたみたいで
みんなニコニコしていた。




「小さなライブなんだけど
ボクシングの大会のセレモニーで
パスパレに3曲だけライブしてほしい
ってお願いがきたの。」




縁ちゃんはそう言うとライブに
関するファイルを渡してきた。



『ライブ依頼したきたのが
ギャラクシーボクシングでそのライブをするのが
関東チャンピオンボクシング大会。』




「これってめちゃくちゃでかい大会じゃん。」




『和哉!?』




いきなり背後から声をかけられて
あたしは驚いてイスから落ちた。




「ったく!幼なじみをバケモノみたいに驚きやがって。」





『だって~。』





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