猟犬に愛された姫~ドリームライブ~
「このボクシングジムってチャンピオンや
プロをたくさん選出してる有名なとこだよ。
ここのジムの会長は大会主催者にも
大会よくする企画にも頼まれるくらいなんだ。」





さすがスポーツマニアの和哉。
そういえば大将もボクシングで
優勝したことあるんだよね。

ネットで調べたらi☆Risが解散したあとの
2年だけだけどずっと優勝か準優勝。


「とりあえず新曲作りであたしはダンス
縁ちゃんは作曲でことりちゃんは
衣装作りがあるから歌詞よろしくね。」




真未はあたしにそう言うと
ノートをあたしに渡した。



「あたしも一緒に考えるよ?」




『ありがとう~!』



天使のようなまりにあたしは
抱きついた。




そして次の日会社が休みで
とりあえずみんなで縁ちゃんの家に
集まることにした。




『あっ!まり!』



縁ちゃんの家に行く前に
コンビニに行くとまりにバッタリ。



「稚菜ってばまた買い食い?
また太っちゃうよ?」



『大丈夫!ちゃんと低カロリーだから!』




あたしは低カロリープリンを見せると
まりは呆れたように笑った。




会計が終わりコンビニを出ようとすると
コンビニの隣のガソスタに大将の車を見つけた。



「あれって大将くんだよね?
助手席に春いないみたいだしどこ行くのかな?」



『まり。』



「稚菜…?まさか。」



あたしが何しようとしたのか
まりは顔をひきつらせた。



「まずいよ~!」



『真未には歌詞作りにイメージ固めたいから
お散歩してから行くってLINEしたから大丈夫!』




「そうじゃなくて~!」





< 75 / 126 >

この作品をシェア

pagetop