猟犬に愛された姫~ドリームライブ~
「安藤!黙れ!」



『なんの話?』



あたしがチャラマッチョこと安藤くんに
問いかけると大将は舌打ちした。
そんな大将に安藤くんはクスっと
笑うとあたしの前にしゃがんだ。




「女の子に合う巻きダンベルの重さと
女の子でも飲めるプロテイン教えろって
大将さんに頼まれたんですよ。」




あたしが大将を見ると大将は顔を真っ赤にしていた。



「大丈夫か?
まりさんから聞いたけどライブまで
ここに通うのかい?」



『仕事の休みの日と夕方でなら。』



あたしがそう言うと会長さんは
安藤くんをあたしに差し出した。




「伊東の次にこのジムで強いから
安藤を稚菜さんに預ける。」




「ちょっと会長!」



会長の言葉にビックリする大将。




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