学校殺戮ゲーム
「秋人ぉー…」
と、泣きそうな顔をした竜也が近づいてきた。
「竜也…」
「俺…死にたくねぇよ…だけど…俺が生きるってことは…俺の代わりに誰かが死ぬってことだろ…?そんなの嫌だよ…。お…俺は、みんなで…みんなで大人になりたいのに…」
「大丈夫だよ。竜也。加持谷が言ったようにまだ本当に死ぬと決まったわけじゃない。それに、まだ誰も死んでないじゃないか」
そこまで言うと、やっと竜也は笑顔になった。
「そ、そうだよな!そんな簡単に人を殺せるはずないよな!」
竜也が落ち着いたので、俺は少しホッとした。